PABF2023 プアマンズ・アートブックフェア

PABF

都築響一さんが手がけるロードサイダーズ主催のPABF2023に出店します。
このブックフェアは、都築さんが発信する有料メールマガジン『ROADSIDERS’ weekly』で手がけた電子書籍、作家の最新作、限定本、グッズ類などが販売されます。

会期    2023年11月25日(土)、26日(日) 
終了しました。沢山のご来場ありがとうございました!
11:00~18:00
会場    西荻ことカフェ
住所    東京都杉並区西荻南3丁目6-2
入場料  無料
Instagram @kotobldg

◎出店物ZINE&写真集のご紹介 

「少女惑星 Girls room diary」新刊

羽永|Hana
21人の女の子部屋を撮影した
羽永、ファースト写真集

羽永|Hana
羽永
羽永

2,000円(税込)
A5変形 21cm x 14.8cm、44 ページ、中綴じ、ソフトカバー
発行日:2023年11月 25日
企画・発行:Formare la luce / フォルマーレ・ラ・ルーチェ

ただ者ならぬ予感に包まれる21人の女の子たち。そのプライベート空間は、すでに“何者かになっている”という気配で満ち溢れていた。

girl’s roomの企画について

「写真を撮る上で今の私に何が出来るかと考えた時に、繊細な10代の女の子のプライベートに踏み込むことでした。それは、まだ10代の女の子である私だからこそできることだと思い、始めた企画です。

男の子を撮ることにも興味はあるけれど、特に女の子を撮るということにこだわりがあるのは、私自身ずっと少女に対して憧れがあり、それは永遠にあり続けるものだと思うからです。

私は時間が過ぎることの怖さを人一倍感じ、今を残したいという思いが強いので同年代の彼女たちを通して私を残しているのかもしれないとも思います。」

羽永

「魚を売るイネさん82歳」新刊

中村 ハルコ
中村ハルコの遺作、待望の写真集

「魚を売るイネさん82歳」
「魚を売るイネさん82歳」
「魚を売るイネさん82歳」
「魚を売るイネさん82歳」

2,000円(税込)
A5変形 19cm x 13cm、64 ページ、くるみ製本、ソフトカバー
発行日:2023年11月 25日
テキスト:鈴木佳子、翻訳:下館宇未
企画・発行:Formare la luce / フォルマーレ・ラ・ルーチェ

ハルコとイネさんの出会いは、ハルコがイネさんの記事を目にしたのがきっかけだった。「可愛いなあ。」ひとめぼれのようなトキメキをイネさんに感じた。

普段は、人見知りで、なかなか打ち解けられない性分であったが、
すぐさま北海道のイネさんに会いに行く。
そして翌日から魚売りをするイネさんに同行した。

朝早い行商のスタート。
魚が入った大きなダンボールを風呂敷に包んで背負い目的地に向かう。
雪道を踏みしめ、階段を上り、あぜ道を歩く。
お客さんに魚の説明もしながら、ときには冗談も飛ばし、豪快に笑う。

写真とテキストで構成されるこの写真集は、
繰り返されるシンプルな日常が描かれているが、
重労働をひとりでこなす人生の達人=イネさんの特別な世界が切り取られている。

「envision」新刊

岩崎マミ
岩崎マミの自由な新作
思いを巡らすビジュアル表現「envision」!

「envision」
「envision」岩崎マミ
「envision」岩崎マミ
「envision」岩崎マミ

2,000円(税込)
A5変形、19cm x 14.8cm、40 ページ、中綴じ、ソフトカバー
発行日:2023年11月 25日
企画・発行:Formare la luce / フォルマーレ・ラ・ルーチェ

写真の世界は混沌としている。
ネガティブ/ポジティブ
モノクロ/カラー
デジタル/アナログ
一眼レフ/スマホ

そして、世界は融合する
ケミカル/ナチュラル
シンプル/カオス
レトロ/モダン
プライベート/パブリック
日常/非日常

これらはもはや対比でもない
様々な対比が交差し逆転し繰り返す
思い描いた未来はすでに過去となり、強くなるナラティブ
日常から見い出す新しいビジョンとは?

思いを巡らすビジュアル表現「envision」!

「Gaia~氣枯れゆく大地、浄化への旅~」新刊

木下 伊織
木下 伊織がとらえたドキュメンタリー
地球の声を聴きながら、突き進む「大地の再生」

「Gaia~氣枯れゆく大地、浄化への旅~」
「Gaia~氣枯れゆく大地、浄化への旅~」木下 伊織
「Gaia~氣枯れゆく大地、浄化への旅~」木下 伊織
「Gaia~氣枯れゆく大地、浄化への旅~」木下 伊織

2,000円(税込)
A5、40 ページ、中綴じ、ソフトカバー
発行日:2023年11月 25日
企画・発行:Formare la luce / フォルマーレ・ラ・ルーチェ

太陽によって温められた水は水蒸気となって
風によって空高く運ばれ雲となり、雨となって大地に降り注ぐ
雨は地中に浸み込んだり湧き出したりしながら
谷筋で集まり小川となり、川となって海へと注がれてゆく
人間の都合を優先し、快適で便利を求めた結果
血の路は滞り、氣枯れゆく大地
人間も、他の動植物と共にこの地球という星の上で息づいている
人間は自然の巡りの中で生かされているということを
忘れかけていたのかもしれない
そのことに氣付かせてくれた「大地の再生」の活動は
自然の声を聞きながら、自然に倣ったやり方で
大地と向き合い、大地の呼吸を整える
その姿、空間は限りなく美しく
その尊さに吸い込まれる様に写真を撮り続けている

写真集「UNSEEN」

木戸孝子
東日本大震災から10年
写真に撮りたかったあのときの思い
そして見守り続けた被災地の記録

写真集「UNSEEN」
写真集「UNSEEN」木戸孝子
写真集「UNSEEN」木戸孝子
写真集「UNSEEN」木戸孝子

3,850円(税込) 
29cm x 27cm、58 ページ ソフトカバー
ISBN978-4-9904253-2-6 
発行日:2021年6月
発行:Formare la luce / フォルマーレ・ラ・ルーチェ

2011年3月11日、私の住む東北で、東日本大震災が起こり、大津波が来た。2万人近くもの尊い命が失われた。
3月15日、初めて津波の被災地に入り、それから何度も撮影に通うようになった。私は次第にエネルギーの事を考え始めた。
エネルギーは創られることも壊されることもない。
ただ形を変えて存在し続ける。ーエネルギー保存の法則
という事は、ここは、津波で突然命を奪われた人々のエネルギーに満ちているのだろうか。体はなくなっても、生命のエネルギーは形を変えて私たちと一緒にいるのだろうか。私は歩き回りながら、彼らがいた事を、今もいる事を、感じたいと願いながら撮影を続けた。

※芥川賞作家 佐藤厚志さんの著書「荒地の家族」の表紙にも起用された話題の写真集です。

写真集「チョコレート・ドリームス」

おおば英ゆき
ポップでファンシーな不気味さ
今、ここ私の生きている世界

写真集「チョコレート・ドリームス」
写真集「チョコレート・ドリームス」おおば英ゆき
写真集「チョコレート・ドリームス」おおば英ゆき
写真集「チョコレート・ドリームス」おおば英ゆき

3,080円(税込)
21cm×22cm、68 ページ ハードカバー
ISBN 978-4-9904253-1-9 
発行日:2014年3月 1日
発行:Formare la luce / フォルマーレ・ラ・ルーチェ

「チョコレート・ドリームス」は、おおば英ゆきが2004年に写真新世紀優秀賞を受賞した作品集です。

「チョコレート・ドリームスは、今、ここ、私の生きている世界。
私はこの世界をリアルに表現するためにチョコレートを使う。

まず、物体を選びその上から大胆に慎重に、乱暴にそして丁寧にチョコレートをかける。チョコレートがなくなったら、また溶かし、ジャクソン・ポロックを想像しながらチョコレートをかける。世界はどろどろに溶解したチョコレートに覆われることで本当の姿を現す。

ここにあるのは、私の見た、身体で感じたこの世界の姿。
甘く、ほろ苦く、口の中で溶けて消えてゆくチョコレートは、どこか華やかな気分がある。溶けたり、固まったり、温度によってその性質を変える。耐久性に乏しく、時間の経過と共に朽ち果てる。

「この作品は私自身の現在位置を確認するための地図のようなものではないかと考えている。」